2018.07.27 クリエイター ビジネス アニメ

信念が紡ぎだす『モンストアニメ』。企画プロデューサーのこだわりとは。

こんにちは、XFLAG スタジオのキャリア採用担当です。こちらのブログでは、XFLAG スタジオの各職種の仕事内容や働き方を紹介する企画として、社員へのインタビューを行っています。
今回は、今年7月からYouTubeで配信しているアニメ『モンスターストライク』新シリーズ(2018)(以下、「モンストアニメ」)の企画プロデューサーであるXFLAG PICTURESの峯野に、作品づくりにおけるこだわりや仕事のやりがいを聞きました。

プロフィール写真

峯野 雅己(みねの まさみ)
株式会社ミクシィ入社後、SNS「mixi」のQA、「mixiゲーム」の審査・運用、新規アプリの企画を経験後、2017年にXFLAG PICTURESへ異動し、「モンスターストライク」のキャラクター制作周りの業務を経験。
今年7月からYouTubeで配信している「モンストアニメ」では、企画プロデューサーを務める。

――まずは経歴をお願いします。

峯野:
実は私、もともとは公務員を目指して専門学校に通っていまして......。卒業後はデータ入力のアルバイトをしていました。

――ええ? アニメ関連ではないんですね。

峯野:
全然です(笑)。エンタメ系に関わったのも、ミクシィに入ってからです。アニメも異動前にアニメ関連の新規アプリの企画を担当した際に、本格的に見始めたという感じですね。

――そうだったんですね。

峯野:
ミクシィ入社後はSNS「mixi」のQA業務などを担当していたのですが、2017年にmccを利用してXFLAG スタジオへ異動しました。動機は、アニメ制作について知りたかったから。ただ、はじめの頃はアニメではなくスマホアプリ『モンスターストライク』(以下、モンスト)のキャラのネーミングなどを担当しました。本格的にアニメ業務へ参画したのは今年の2月からです。

(※)mcc(ミクシィ・キャリア・チャレンジ):株式会社ミクシィの福利厚生・制度の一つ。事業戦略に基づく重点領域や人員が不足しているポジションの募集要件を社内に公開し、新たなチャレンジの機会を提供する社内公募制度。上長への相談なく自由に応募できる。

キャラクターにフォーカスした新シリーズ


――『モンストアニメ』は過去にいくつかのシリーズが出ていますが、ここからは2018年7月8日に始まった新シリーズについて伺います。以前の作品と比べて大きく変わった点は?

峯野:
キャラクターをもっと好きになってもらうにはどうすれば良いか?というところから、複数のキャラクターを主人公に、さまざまなストーリーを描いていくオムニバス形式にしたのは大きな特徴ですね。

――全編を通して3DCGになったというのも大きな変化ですよね。

峯野:
そうですね、過去のシリーズでは一部を作画で制作することもあったのですが。今回の3DCGの採用については、鈴木(モンストアニメ 製作総指揮 鈴木洋平)が絶対的な確信を持って決定しました。メリットだけでなくデメリットもある手法ですし、やはり作画が一番という声もあります。しかし、できあがったものを見てみると「彼の信念は正しかったな」と個人的には感じました。

今は3DCGであってもアニメ的表現は十分にできますし、もちろん3DCGでしかできない表現もある。業界としてもトレンドですし、我々もより良い作品を作るために、先陣を切っていこうという想いで取り組んでいます。

クオリティについても以前からご協力いただいている制作会社さまと良好な関係が築けていることもあり、さらに向上したと感じています。目指すところが共有できているので、お互いに確信を持って作品づくりに取り組めている点は非常にありがたいですね。

――次に、こだわった点を教えてください。

峯野:
XFLAG PICTURESは、『モンスト』をはじめとするXFLAGが提供するサービスのIPを広めることや、ユーザーさんにもっと思い入れを強めてもらうことをミッションのひとつとしています。そのため、一番大切にすべきはキャラクター。表情や動きの一つひとつには、とことんこだわりました。

第1話「闇への序章」の、ウリエルとルシファーが別れるシーン(※ 9分30秒を過ぎたあたり)。ここのウリエルの表情にはとくにこだわっています。ある意味で、そこが命。キャラがしっかりとお芝居をしていなければ、視聴者さんに話が入っていきませんしね。

――企画プロデューサーとしての峯野さんのこだわりも聞いてみたいです。

峯野:
「この制作者、『モンスト』を分かっているな」とユーザーさんに思っていただきたかったということもあるのですが、たとえば第1話でルシファーがステンドグラスを蹴破って登場するシーン。このポーズは、ルシファーの"進化後"のポーズになっています。ゲームをプレイしている方であれば、ニヤっとしていただけるかな、と思います。

▲左:アプリ『モンスト』のルシファー(進化後)/▲右:アニメで描かれたルシファー

――本当ですね!・・・一方で、キャラを主人公に据えたことによるプレッシャーもあるのでは?

峯野:
そうですね。キャラを愛してくださるユーザーさんはもちろんですが、社内にもキャラに思い入れの強いメンバーが多いので、いろいろな折衝があります。なぜこういう見せ方をすべきなのか? それによって、ユーザーさんにはどのように魅力が伝わるのか? これらを、しっかりとコミュニケーションを取りブラッシュアップしていくことが、私の仕事です。さまざまな"こだわり"を集めた結果、より良いものが生まれると思いますので。

プロデュースチームの仕事とやりがい

――では次に、プロデュースチームの業務内容についても教えてください。今回峯野さんが担当したのはどの部分でしょうか?

峯野:
企画と、いわゆるプリプロの設定回りがメインですね。ストーリーや世界観、登場キャラとその関連性などを組み立てながら、どのキャラのどんな感情をユーザーさんに伝えるか......その枠組みを企画に落とし込む作業を担当しています。その後、ライターさんへのシナリオ依頼・調整や、上がってきたムービーの確認など。企画どおりの方向性に仕上がっているかなどのチェックも主な役割の一つです。

――XFLAG PICTURESのアニメの特徴を教えてください。

峯野:
『モンスト』というゲームが軸になっている点と、媒体がYouTubeであることは大きな特徴です。そのため、ゲームの動向が変わった場合や、ユーザーさんからの反響によってはスピーディーに方向転換を行いますし、クオリティを上げるためにギリギリまでチューニングをします。それができる環境というのは、大きな強みではないでしょうか。

あとは、プロフェッショナルな制作会社さまと一緒に進められていることにも感謝しています。映像も音楽も、何もかも突き詰めてくださるので。最後のエンドロールに自分の名前を出すのが恐縮なくらいです。こうした、常に全力投球で仕事をしてくださる方々と共にアニメづくりができるのは、大きなやりがいです。

――"やりがい"という言葉が出たので、その部分についてより詳しく教えてください。

峯野:
そもそも『モンスト』で表現されているキャラの世界観というのは、ある意味で特定のシーンを切り取った一枚絵です。つまり、まだ"点"の状態なんですね。世界観やキャラ同士の関係性などを設定しアニメ化することは、"点"を"面"にする事だと思います。とても難しい作業ではあるものの、ここが面白いところだとも言えますね。

自分だけではなく関わるメンバーが一枚岩となって作品を創り上げ、最終的にできあがった映像を見ると「がんばってきて良かった」と思えます。そして、それを見た視聴者さんから反応をいただけることは、とても大きなやりがいです。

――部署の特徴や雰囲気はどのような感じですか?

峯野:
会社全体にも通じるところですが、「これがやりたい!」という熱意があれば、それを受け入れてくれる環境がXFLAG PICTURESには整っています。むしろ、うちの鈴木は「面白いアイデアなのに、なんでやらないの?」と言ってくるタイプ。立場や経験の有無は関係なしに、チャレンジを推奨・後押ししてくれます。また今は、アニメ業界以外から来たメンバーが多いのも特徴です。そのなかで働くことは、自分の枠が広がるという意味でも魅力だと思いますね。

必要なのはものづくりへの信念

――次に、活躍できる人物像について伺います。やはりアニメ業界のキャリアが重視されるのですか?

峯野:
あるに越したことはないですが、とくに企画業務に関してはコミュニケーション能力や、いろいろなものに触れてきた経験のほうが強みになります。そのため、異業種の方でもウェルカムです。私も、実はアニメ制作について知らないことが多かったからこそ、固定概念や先入観にとらわれず進んでこれたと考えています。

――なるほど。

峯野:
ただ、必要になるのは「作品を観る人にどんな感情になって欲しいか」を考え、それに向けて行動できる力です。こうした点が、こだわりにつながっていきますので。
ただし、XFLAG スタジオはスピーディーな変化が起こる場所です。それに対応するためには、柔軟性も必要ですね。とは言え、ブレない軸も持っていて欲しいと思います。自分自身に揺るがない信念を持ち、それを貫き通せる熱意がないと、辛いかもしれません。

――辛い、と言うと?

峯野:
作品的に辛くなる、と言うべきでしょうか。人の意見を採り入れる柔軟性は大切ですが、それに合わせてばかりでは作品自体の面白さが薄れる可能性があります。そうなると、仕事が辛くなるのかな、と......。
信念を持って行動すれば、面白い作品づくりに繋がっていくのだと私は思っています。

――峯野さんの信念は?

峯野:
「良いものを創る、好きになってもらえるものを創る」ということですね。とくにXFLAG PICTURESのアニメはYouTube配信です。アニメを配信する媒体としてメジャーではないだけに、普通のアニメとして認識されていない部分があると思うんですよね。ただ、ユーザーさんには胸を張って「好きなアニメは『モンストアニメ』!」と人に勧めてもらいたい......。そのためには、まず自分が信念を持って制作に取り組むことが大切だと思っています。

ウィークリーをデイリーに!

――次に、目標や将来の展望を聞かせてください。

峯野:
異動してきた時からの個人的な目標ですが、まずは作品に携わる人が「このプロジェクトに参加できてよかった」と思えるものを創り続けることですね。そうすれば、自ずと良いものが生まれてくると思います。そして、それを届けることは『モンスト』を支えてくださるユーザーさんへの恩返しにもなるはず。もちろん、自分自身が良いと思えるものを創り続けたいという欲求もあります。

――プロデュースチームおよび、XFLAG PICTURESではいかがでしょうか?

峯野:
部署内での話で言うと、「30年間愛せるキャラクターを生み出す」という目標があり、それを達成するためにさまざまな施策を考えています。そのひとつとして、アニメ配信をウィークリーからデイリーにしたい、というものがあります。

アニメと言えば毎週○曜日というのが普通。しかし今は、毎日YouTubeを見るのが当たり前の時代です。ニーズがあるならそれに応えるのは、ある種必然かな、と。
また、XFLAGのコンテンツを楽しみにしてくださるユーザーさんに、それを毎日届けられたら嬉しいです。

もちろん、今のクオリティのものをデイリー配信するというのはかなり難しいですし、すぐに実現はできません。ただ、チャレンジはうちの社風。むしろ「できそうにないから、挑戦する」という気持ちで取り組んでいます。そして、こうした目標達成のために、制作の内製化なども徐々に進めている段階です。

求職者へのメッセージ

――では最後に、求職者の方へのメッセージをお願いします。

峯野:
今回の『モンストアニメ』の映像を見て、「自分もやりたい!」と感じた方はぜひご応募ください。「良いものを創りたい」という信念と、アニメ制作への情熱を持っている方をお待ちしています。ぜひご自身の"やりたい"を実現しにいらしてください。

***

第1話「闇への序章」を再生しながら行った今回のインタビュー。その映像を眺めながら「全部のシーン、語れますね」と言う峯野からは、相当なこだわりを感じました。メッセージにもあるように、『モンストアニメ』を含むXFLAG PICTURESのコンテンツを見てビビっと来た方は、ぜひ応募をご検討ください。

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※本文中の組織名・所属・役職はインタビュー時点のものです

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