社員インタビュー

海江田智也

2018.09.03 クリエイター ビジネス アニメ

目指すのは「史上最強のCGプリプロダクション」。XFLAG PICTURESが描く未来。

こんにちは、XFLAG キャリア採用担当です。
XFLAGの各職種の仕事内容や働き方を紹介する社員インタビュー。今回はXFLAG PICTURESのマネージャー 海江田に話を聞きました。

プロフィール写真

海江田 智也(かいえだ ともや)

レコード会社、アニメ編集制作会社、CG映像制作会社を経て2018年3月ミクシィに入社。
XFLAG PICTURESにて映像開発グループと映像制作グループのマネージャーを兼任中。

海江田智也のこれまで

――最初は音響系のお仕事をしていたそうですね。

海江田:
はい。専門学校で音響を学んで、卒業後にレコード会社のスタジオにマスタリングエンジニアを目指して入社しました。そちらには4年ほど在籍していましたね。

――そこからアニメ業界への参入は"まさか"といった印象ですが......。

海江田:
マスタリングエンジニアとしてDVD関連の仕事を経験するうちに映像に興味が出てきまして......。本当に「あんなに音響の勉強をしたのに」という感じですが(笑)。その後、アニメ編集会社に入り、DVDやブルーレイの制作コーディネートや編集室を運営する為の営業を6年ほど経験しました。

――その後さらにCG業界へ転職を?

海江田:
CGを活用した某IPの仕事を連続して担当し、そのときに「CGでも作画と違った価値のあるアニメが創れる時代が絶対に来る!」と直感的に思ったんです。それがターニングポイントとなり、今度はCG制作会社に入社しました。

――ミクシィへの入社は2018年の3月ですね。

海江田:
入社前、縁あってXFLAG PICTURES部長の鈴木(洋平)と話す中で「スクリーンメディアにイノベーションを起こすサービスを創りたい」という想いを聞き、共感すると同時に「なんて面白そうなんだ」と思いました。
ちょうど受託からパブリッシャーへ興味が湧いてきたところでしたし、「自分が貢献できることがあるかも知れない」と転職を決めました。

至上最強のCGプリプロダクションを目指して

――続いて所属部署について伺います。XFLAG PICTURESの簡単な説明をお願い出来ますか。

海江田:
XFLAGの映像制作を担当する部署です。プロモーション映像も制作しますが、基本的には「作品性の強いもの」を創っていて、作品性で"ユーザーサプライズ"の実現を目指しています。具体的には映画、シリーズアニメ、年に2作品公開する既存IPを使わない(新しいキャラクターの)オリジナルアニメが主な作品です。

――映像開発グループについても教えてください。

海江田:
主に制作の内製化に向けた動きと研究開発の二つに取り組んでいますが、今日は前者についてお話しますね。

――はい。制作の内製化とは?

海江田:
これまでは協力会社様との協業で作品を創り上げて来ましたが、よりXFLAGらしいものを創っていくためにノウハウを社内に確立させたい、というのがきっかけで始めた取り組みです。多くの工程がある中で、まずは知見があるCG制作のプリプロ部分から内製化を進めることにしました。

――具体的に感じていた課題はありますか?

海江田:
作品が出来上がるまでの間で、関係者が多い分情報の伝わり方がブレることもありますし、私たちが創りたい「XFLAGらしいもの」を、限られた時間の中で納得行く形に制作していく事に課題を感じていました。それを改善するために、「クオリティ向上において重きを置くべきポイントの明確化」をして、より重点的に力を入れたいポイント、及びXFLAGとして優先順位が低いポイントをわかりやすくお伝えするようにしました。

――まず取り組みたい事は?

海江田:
キャラクターの見た目を決める「ルック」の制作を内製化していくことですね。基本的に、プロダクションを持たない会社の場合はルックから外注することが多いと思いますが、IPの特徴を掴んでいないと、何度も何度も修正をお願いすることになってしまうんです。

対して、ルックの方針を明確化してオーダーすれば、齟齬が少ないものを制作していただけます。さらにご協力いただくプロダクションさんがそのルックをより良いものにしようと取り組んでくれることもあるんです。

他にも、部内へのワークフロー理解促進、データやりとりの仕方などをはじめとして少しずつノウハウを積み上げている最中ですね。こちらは、本当に"鋭意進行中"というところです。計画では、体制を整えきるにはまだ1年半ほどかかる見込みで、今はスーパーバイザーとしての人材を少しずつ増やしてグループを強化していっています。

――なるほど。体制構築中ということですね。

海江田:
はい。立ち上げたばかりですが、「史上最強のCGプリプロダクションを創りたい」という想いで少しずつ仲間を集めています。

今年のアニメ『モンスターストライク』の映像クオリティは業界内で考えても非常に高いものだと自負しており、選考に応募いただく方の数も増えている気がします。求職者の方には、まず今シリーズの映像を見ていただきたいですね。「自分ならばこの映像を超えていける!」という方にはぜひ、ご応募いただけると嬉しいです。

XFLAGらしさの詰まった映像を創る

――プリプロダクションとして、どんな特徴がありますか?

海江田:
視聴者の方からのフィードバックをスピーディーに作品に反映させている点でしょうか。YouTubeで作品を配信していることもあり、視聴者の方の反応がダイレクトにわかるんです。特に、アナリティクスでわかる再生数のデータからは興味深い事実がわかったりします。

――気になりますね。

海江田:
「え、ここ?」と思ってしまうようなシーンが何回も再生されていたりするんです。逆に、すごく力を入れたド派手なシーンがあまり再生されていなかったり(笑)。データでわかるこうした意外な事実が、先ほど言った注力するポイントや実際のカット割りの判断基準にもなっています。

――なるほど。しっかりとPDCAサイクルが回せているのですね。

海江田:
はい。ロジカルに制作し、ホームランの打率を計画的にどんどん上げていこうとしています。

――ホームランになる映像の特徴として、どのような点が挙げられますか?

海江田:
全体的に、「キャラクターが特徴的な演技をしているシーン」が多く再生されている印象がありますね。さらに言えば、現在のところは「キャラクターの表情がうまく描かれているシーン」に人気が集まっています。なので、制作もキャラクターの表情づくりに重きを置いています。

▲アナリティクスの画面。再生数の下降/上昇を映像と合わせて確認する。

――表情づくりのために取り組んでいることはありますか?

海江田:
まずは、キャラクターの設定を丁寧に深掘りすることですね。そのうえで、「楽しそうだな」「悲しそうだな」といった感情が視聴者の方に伝わる映像づくりをしています。今までの知見を踏まえて、特に表情の積み上げが足りないと思われるカットを前述のデータに照らし合わせて確認をしています。

――そこまでの取り組みとなると、内製化を進めていないと難しそうですね。

海江田:
ノウハウが貯まりデータを分析していくと指標ができて、指標があるからこそ計画的に制作を進められる。また、あえて指標から外れた作品で、新たな価値提案をすることもできる。総じて言えば「XFLAGらしさの詰まった映像を創る取り組み」と表現できるかと思います。やはりある程度内製化できていなければ実現は難しいでしょうし、逆に言えばこの体制はXFLAG PICTURESの強みだと思います。

「やりきった」と言えるレベルの作品づくり

――業務内容にどんな魅力を感じていますか?

海江田:
チームメンバーともよく話をするんですが「自分が友達や家族におすすめしたくなるレベル」で映像制作できているのが大きな魅力です。今は本当に「やりきった」と言い切れるレベルでものづくりができていると考えています。

――先ほど「視聴者の方の反応がダイレクトにわかる」と言っていましたが、好意的な反応はやはりモチベーションになりますか?

海江田:
はい。褒められると単純にすごく嬉しいですね(笑)。

あと、魅力という点ではクオリティを突き詰めるため「もっとやりたかったのに」と後悔することが無いようにしよう、と言う方針で制作チーム全体が取り組んでいます。また、コストの問題が研究開発の障害になることが多い日本のCG業界・アニメ業界ですが、XFLAGは研究開発にも熱心です。

――同時に、ジョインされる方に求めているスキルや知識もハイレベルなのでは?

海江田:
やはり、スペシャリストであることは前提になります。というのも、今目指しているレベルが極めて高いので。

また、XFLAG全体に言えることですが、組織がフラットなので自主的に意見を言える人が望ましいですね。逆に、言わない方は活躍が難しいかもしれない。意見を言いやすい環境だからこそ、言わないことが停滞を招いてしまいがちな風土があります。今活躍している方を見ても、やはりコミュニケーションが多かったり、自ら積極的にアイデア発信や提案をしていますね。

スクリーンメディアのイノベーション

――発足したばかりのグループということで、まだ先は長そうですね。

海江田:
現在は、数年先を見据えたロードマップを作成して業務を進めています。1年半程で体制を整え、ある程度の映像は社内で創るようにしたいですね。ひとまずはルックを出す事、レイアウトムービーまでを作る事を社内でできる体制を目指しています。そこまで社内でできれば、ご協力いただくプロダクションさんにとっては間違いなく確かな指針になります。その体制が整ったら、「間に合わせるため」ではなく「クオリティを上げるため」により時間的コストをかけられるようになるとXFLAG PICTURESでは考えています。

そこからの展望もいくつかありますが......状況によって分岐していくと思います。そのひとつが、「スクリーンメディアのイノベーション」ですね。簡単に言えば漫画雑誌のようなイメージです。技術と知見を積み上げていけば、今のクオリティの作品をウィークリーではなく毎日、しかも複数配信することも不可能ではないと思っています。

――アニメ制作業界全体に関しては、どのような未来を想像していますか?

海江田:
特にCGアニメの分野において、という前提でお話しますが、ツールから人が開放される未来を想像しています。技術の進歩につれて効率と生産性が爆発的に上がり続けていて、昔は膨大な時間がかかった処理が、ボタンひとつで終わるようになってきました。企画やアイデアさえあれば誰でも手軽に作品を創る未来が来ると思います。

――最後に求職者の方へのメッセージをどうぞ。

海江田:
現在配信中のアニメ『モンスターストライク』は、本当に今できることのすべてをつぎ込み、フラッグシップと言えるほどのクオリティを実現しています。しかし、私たちはさらに高みを目指し仲間を集めています。発足したての小さなグループのため、今参加していただければ初期メンバーとして活躍いただけますので、私たちの映像を見て、CGアニメに新たなオドロキをもたらしたい方は、ぜひ一緒に「史上最強のCGプリプロダクション」を目指しましょう!

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インタビューで話したことの他にも、海江田のグループではさまざまなイノベーションを計画中のようです。すべては、「史上最強のCGプリプロダクション」になるための取り組み。CGアニメ業界のイノベーションに貢献したいとお考えの方は、ぜひ応募をご検討ください。

XFLAG PICTURESの募集職種一覧はこちら
https://career.xflag.com/special/pictures/



※本文中の組織名・所属・役職は掲載時点のものです

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