社員インタビュー

石井 公二

2018.12.03 ビジネス

"会社の戦況を変える決定的な仕事"を担う。それがミクシィの「社長室」

こんにちは、キャリア採用担当です。
突然ですが、皆さんは「社長室」と聞くと、どのようなイメージをされるでしょうか? もしかすると、秘書のような役割を思い浮かべる方もいらっしゃるかも知れません。
しかし、ミクシィの社長室はそのイメージとは異なります。今回は室長の石井公二にインタビューを行い、「社長室」の実態を明らかにしたいと思います。

プロフィール写真

石井 公二(いしい こうじ)

大学卒業後、日系メーカーに物流コンサルタントとして従事したのち、インドに渡り起業、帰国後は外資企業で多国籍プロジェクトに携わる等、多様な環境でのプロジェクトを経験。
2011年に株式会社ミクシィへ中途入社し、上海開発拠点立ち上げ、M&A・PMI、中国版モンストプロジェクト等を担当、XFLAGの事業戦略室室長を経て、現在は社長室室長を務める。2018年4月、執行役員(社長補佐)に就任。

ミクシィとの出会い

――最初に経歴を教えてください。実はインドで起業した経験があるということで驚きました。

石井:
28歳のときですね。それまで物流コンサルタントとして働いていた日系の企業を辞めて、単身インドに行き紆余曲折の末起業しました。当時、すでに新しい事を始めるには遅咲きだという自覚があり、並の経験ではその後太刀打ちできないと考えていたんです。そのため、いわゆる「高地トレーニング」のつもりで、成長しているかつ世界一交渉がハードだというインドでのチャレンジを選び、結果として起業しました。

――その後も紆余曲折あったようですが......。

石井:
起業した会社はトラブルに見舞われて清算。そのまま帰国するわけにもいかず、現地企業にインド人社員としてルピー給料で就職しました。その後、しばらくして日本のプロジェクトにアサインされ"インド人 石井"として日本に帰国することに(笑)。

――波乱万丈ですね!

石井:
面白いですよね(笑)。今思えば、インドでの経験をしたことで今につながるストレス耐性や、どんな環境でもプロジェクトを粘り強く前に進める推進力が身についたと思います。

――ミクシィへの入社はそのプロジェクトの後ですね。どういった流れで?

石井:
外資系企業に転職して多国籍プロジェクトに携わっていたのですが、新しいことに挑戦するチャンスを探していました。それまでの業務がかなりシステムよりだったため、人に関わるサービスに関わりたいと考えていたんです。そんなときに、たまたまミクシィの募集を見つけて応募しました。

――面接ではどのような印象を持ちましたか?

石井:
当時、ミクシィは上海拠点立ち上げの担当を探していたタイミングでした。私はインドで現地の方々に助けられた経験が何度もあったので、その経験が活かせると思ったのです。国は違っても、彼らには彼らなりのルールやマナーがある。それを理解したうえで付き合っていくことが大事だ、ということを経験を踏まえながら面接で話したんです。この点が、半分外国人の様な当時のCTOの共感を得られて入社に至りました(笑)。

戦況を変える決定的な仕事を目指して

――その後M&Aや子会社のPMIのプロジェクト、中国版『モンスターストライク』のプロジェクトなど、さまざまな業務を経験していますが、現社長である木村(弘毅)さんがリーダーを務めていた事業もそのうちのひとつですね。

石井:
そうです。誤解を恐れずに言うと、その案件が当時炎上していまして......誰も近寄らないような状態だったタイミングで僕が参加したので、みんな驚いたようですね(笑)。

――当時の木村さんにはどういった印象を抱きましたか?

石井:
無理矢理良く言えば、こんなにも周りの環境に影響されず自分の意志を貫こうとする人間がいるのか!とインドでも多少のことでは驚かなかった自分が、日本人にビックリしたのを覚えてます(笑)。
なかなか困難なプロジェクトではありましたが、二人三脚でなんとかリリースする事が出来ました。

――なるほど。その関係性があるからこそ、その後の事業戦略室(社長室の前身)への異動があるわけですね。

石井:
そうですね、別々のプロジェクトを経験した後、事業戦略室の室長として再び彼と一緒に仕事をするようになりました。久しぶりに会った彼との仕事は最初とはまた違う形で、センセーショナルでした。
それまでの僕はストレス耐性とプロジェクトマネジメントの経験に物を言わせて、猪突猛進で物事を進める働き方をしていました。ある意味、そうした働き方に自分の価値を見出していたんです。
一方で彼は正反対で、既成概念にとらわれず、重要な一点以外に興味を示さない。"戦を略す"と書いて"戦略"と言いますが、それを体現するような考え方をしていて、言い合いをしながら戦略資料を作っている間に僕のほうが"戦略"に魅了されていました。
炎上プロジェクトを多くやっていたからこそ、物事の本質を見抜き、無駄な戦いをしないという戦略的な活動に惹かれたんだと思います。
またサービス創りを通してユーザーの事を考えるようになり、M&Aを通して経営について考えだしたのも、この頃です。「預かったらやりきる」という意思だけで突撃していた"イノシシ"から、少しずつ本質的な価値について考える"人間"に変わっていきました。
私の大きな役割の変化は都度彼によって引き起こされているので、僕の人生の重要人物とも危険人物ともいえると思います(笑)。

――では、そういった経緯で在籍している社長室の位置付けや役割について教えてください。

石井:
「社長支援」「新規事業」「事業支援」の3つの活動から「会社の戦況を変える決定的な仕事をすること」をミッションとしています。会社の"成功確率"を高める事を常に考えています。

「社長支援」には、社長の意思決定を支援する事や、社長が考えていることを正しく伝えるということも含まれます。私たちは社長の考え方や言葉を体現することも「戦況を変える決定的な仕事」に繋がると考えています。どれだけインパクトのある考えや言葉でも、伝わりやすい形にトリートメントしなければ広がっていきません。しっかりと広げて体現していくために、社長の考えをわかりやすい資料にしたり、戦略策定をサポートしたりします。社長の考え方を体現することで、社長の持つ価値を最大限にし、ひいてはミクシィの価値の最大化を目指しています。

「新規事業」とは、我々社長室発信の事業機会の創出です。木村弘毅はアイデアマンなので、彼の言葉を日常的にピックアップする事もありますし、自分たちでも検討しています。また新しい事業の立ち上げまで実際にプロジェクトを実行することもあります。

あとは「事業支援」ですが、これはそのまま"既存事業の支援"の意味です。会社の成功確率を高めるという観点から、垣根なく他部署の相談にも積極的にのっています。

――どのような経歴の方が在籍していますか?

石井:
戦略系・業務系コンサルティングファームの出身者、ITサービスのプロデューサーやデザイナー経験者で構成されています。雇用形態も様々ですね。

――具体的な実績を教えてください。

石井:
今エンタメ事業で使われている戦略資料は我々が作った物です。また新規事業で言えばスポーツ事業への参入ですね。領域としてスポーツに着目したのは、ゲームのノウハウの転用が出来る可能性を感じたからです。現在のスポーツ体験をリノベートし熱量を高め、高めた熱量を活かして友達とワイワイできるエンタメに変えられないか、といった点に着目しています。

――このインタビューを読んでいる方のなかには、「社長室」というネーミングからは秘書的業務を行うと想像する方もいらっしゃると思いますが、まったく違いますね。

石井:
そうですね。そういったイメージからは大きく異なります。
「今、戦況を変えうる決定的な仕事とは」という命題について社長室で話し合い、頻繁にミッションや業務の再定義を行っています。業務は基本的に非定型ですし、流動的です。戦略は重要ですが、戦略を立てるだけでは戦況は変わらないので、なるべくプロジェクトの実行まで担います。この姿勢を続けているのは、もともとプロジェクト遂行を強みにしていた私が室長を担当していることが大きな理由かもしれません。
戦略を担う私たちが「この領域は伸びると思うんだけどな~」とか「だから伸びるって言ったのに......」とか言っているだけの状態って好ましくないですよね。

――そのとおりだと思います。

石井:
戦略はあくまでも言葉であり、仮説です。実際には、戦略を通して状況をコントロールする必要があります。戦略という理論だけではく、実行することで世の中に対してインパクトを生み出す方法を学んでいけるのは、社長室の特徴かもしれません。

木村 弘毅とわたし

――普段社長をなんと呼んでいるんですか?

石井:
「弘毅さん」と呼んでいます。

――プライベートでの交流もあるのでしょうか。

石井:
昔からの付き合いなので、家族ぐるみの友人付き合いをしています。でも職場では部下なので、どちらかと言うと戦友の方が近いでしょうか。

――よく冗談を言い合っている場面を見かけますが。

石井:
ええ、それはもう(笑)。冗談を言い合っているというより、正確にはいじられてるんだと思いますけど...。

――そんな関係性を築いている石井さんだからこそ言えることがあるのではないかと思います。

石井:
社長の木村はものすごいアイデアマンなんですね。それ自体は凄く良いことなのだけど「俺には見えている!」というビジョナリー感だけで物事を進めると、結局「社長の言っていることが良くわからない」という人がどんどん増えていくんです。「俺には見えている問題」と私は呼んでいるんですけど(笑)。
ですから、そういった状況を鑑みて「ちょっと浮いてきちゃっているから、少し止まって欲しい。今の方向ではなく、こういう風に進めた方が良いと思う」といった旨のことは結構言います。
私は社長の木村が上長ではありますが、社長を向いて働いているのではなく、あくまで社長と一緒に会社を支えていると思っています。彼にとって面白くないことも多々あるとは思いますが、そこは言いなりになることはせず、「本当の意味で社長と会社を支えること」とは何かを念頭に社長室を運営しています。

――社長室の業務の魅力は何だと思いますか。

石井:
先ほどお伝えしたように定型業務は非常に少ないので、自分次第で仕事の範囲を広げられます。比較的新しい組織ですし、やれる仕事の領域や事業に制限がないことは魅力のひとつでしょうね。
さらに、基本的な業務は経営層の意思決定と近く、ダイレクトに会社を変えられる点はやりがいにつながります。社長の席とも距離が非常に近いので、意見を言いやすいですし。
また、会社が今後3~5年で1,000億円規模の新規事業への投資をしようとしていることも魅力と言えるかもしれません。この状況を活かし、大胆な施策を積極的に打ち出しています。
あとは......、ちょうど会社が変わっていくタイミングなので、戦略的活動を通して社長室が戦況を変える当事者になっていけるのではないかという気もしています。これまでは、SNS『mixi』 を作った笠原、『モンスターストライク』を作った木村のように大きなサービスをイメージできる人がエースでしたが、さらなる成長には戦略的な視点や、組織作りが重要視されていくと思います。そうした企業のハイブリッドな進化を引っ張っていく組織として、社長室を機能させたいと思っています。

コミュニケーションを軸としたプロダクト・サービスの創出

――これから社長室に参加する方に求めている要素を教えてください。

石井:
国内・外資を問わず、コンサルティングファームにいらっしゃる方はマッチングが良いと思います。もしくは、総研系、会計士など類する職種の方でも構いません。また、ITやインターネットサービス系企業で事業企画や経営企画に関わったことがある方が望ましいですね。
戦略コンサルタントとして3年以上勤務した経験がある方や、マネージャクラスの方は、すぐに戦力として活躍いただけるかもしれません。

――マインドセットの面で求めていることはありますか?

石井:
ひとつは、「サーバント型」の視点を持っていることですね。戦略を打ち出すという業務の性格上、上からいってしまいがちなのですが、知恵を用いてうまくいくように支援する事が目的だとすると、上からいく事が成功確率を高める唯一の方法では無いと思っています。
また、先ほど言った経験やスキルは重要なんですが、過信せず謙虚に成長し続ける意欲も大切だと考えています。
世の中が変わるのに、自分だけが常に変わらず正しいという事はないと思います。そういう過信は言葉やふるまいに表れてしまう。私は「言葉の力を振り回さない」という表現を使ったりしますが、知恵を誇示して人の言葉を消すのではなく、より多くの言葉に謙虚に耳を傾け、自分自身をも疑いながら、より正しい判断をしようと成長し続ける姿勢が重要だと思っています。

――最後に将来の展望を聞かせてください。

石井:
木村が社長になり、ミクシィは新体制になったと言えるタイミングです。木村が「コミュニケーションを軸にする」という宣言をした真意は、これから更に皆様にしっかりと伝えていく必要があると思っています。
「コミュニケーション」という言葉も広い捉え方が出来ます。今後、ミクシィグループが創り出すプロダクトやサービスを通して理解していただけるのではないかと思います。
これから、「あいつらが言っていたのはこういうことだったのか!」と驚きを届けられるようなプロダクト・サービスをたくさん生み出していきたいですね。

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「戦況を変える決定的な仕事」を行う社長室。興味を持っていただけたでしょうか? 同部署では新たな人材を募集しています。我こそはという方は、ぜひご応募ください。

社長室の募集要項はこちらから
事業戦略スタッフ(https://career.xflag.com/career/business/1369/



※本文中の組織名・所属・役職はインタビュー時点のものです

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