2018.01.26 デザイナー

XFLAG PICTURESの夢。-30年間愛せるキャラクターの創出-

こんにちは、XFLAG スタジオのキャリア採用担当です。こちらのブログでは、XFLAG スタジオの各職種の仕事内容や働き方を紹介する企画として、社員へのインタビューを行っています。

今回は、『モンストアニメ』、『いたずら魔女と眠らない街』や『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』などを手掛けたXFLAG PICTURESの部長である鈴木さん、IP開発室室長の猪子さんのお二人をお招きし、お話を伺いました。

プロフィール写真.jpg

鈴木 洋平(すずき ようへい)
2009年新卒入社。SNS『mixi』の広告営業部門に配属。2014年以降モンスターストライクのライセンス事業(書籍、グッズ、アーケードゲーム)とメディアミックス事業(主にニンテンドー3DS、モンストアニメ)の立ち上げに従事。2016年からはXFLAG PICTURESの部長を務める。

プロフィール写真.jpg

猪子 敏行(いのこ としゆき)
TV番組制作会社、株式会社ポケモン等を経て2016年ミクシィに中途入社。XFLAG PICTURESに配属、プロデューサーとして映画の2次利用販売、モンストアニメの海外販売に従事。現在もパートナービジネスを担当、2017年IP開発室の室長として、新規IP開発と既存IPの拡大を目指して新規サービス、アニメ、出版を統括している。
趣味は犬や動物との自然散策。

鈴木さんのこれまで

――まずは鈴木さんの経歴について教えてください。

鈴木:
僕は2009年にミクシィへ新卒で入社しました。配属後はmixiモバイルの営業を担当しながら、メディアタイアップの企画や制作を経験する機会を数多く得ました。この頃、「どんな言葉に人は反応するのか?どんなクリエイティブがユーザーさんの行動に結びつくのか?」といったことを多く学び、人の心を動かすことへの好奇心が芽生えました。その後、モバイルコンテンツの企画・制作や、ソーシャルメディアならではの情報拡散を促進する広告キャンペーンを手掛けていました。

――その後、1年間ほど別の会社へと転職されていますね?

鈴木:
はい。5年ほどミクシィで働いた後、事業主側でやってみたいという興味もあり転職に至りました。その会社では1年間、サービス運営や機能拡充の企画開発などを経験させてもらいました。

――ミクシィへと戻ったきっかけは?

鈴木:
現XFLAG ENTERTAINMENTの本部長である田村(征也)とは同期で、ミクシィ退職後も「いつ戻ってくるの?」としょっちゅう言われていて。「いやいや、まだ来たばかりだから(笑)」みたいな感じでいたのですが、『モンスターストライク』(以下、モンスト)がリリースされた翌年に、本格的に声をかけられました。

当初は真に受けることができずにいたのですが、ある日、田村と食事をして帰宅した後、誘ってもらったことを妻に伝えると「その気になってるんでしょ?いいじゃん戻れば」と言われ......。そこでハッと気づいたんですよね。モンストが面白い状態になっているぞと興味を持っている自分に。翌週には退職に向けて動いていました。

猪子さんのこれまで

――次に、猪子さんの経歴について教えてください。

猪子:
私は一貫してエンターテインメント事業に携わってきました。最初は番組製作会社で、次がキャラクターライセンス管理・プロデュースの会社。ここが一番長くて、13年ほどお世話になりました。ここではゲーム大会をプロデュースしたり、海外で遊園地の企画・監修をしたり。その他、B to Bのビジネスソリューションとなるようなコンテンツの企画・開発、販売をするなど、多くの経験を積ませてもらいました。その後、アニメのプロデュース会社を経て今に至ります。

――そのような経験をお持ちの猪子さんが、転職先にミクシィのXFLAG スタジオを選んだ理由は何ですか?

猪子:
「モンストだけでなく、今後のビジネスをどう広げていくのか?」というビジョンを聞いた時、自分の経験を活かせると思ったからです。加えて、「B.B.Q.」という戦略コンセプトにも共感しました。また、面接でいろいろな方とお話をさせていただく中で、開けた環境の会社だと感じたのも理由のひとつですね。規模は大きいが、まだまだ創成期。これからどんどん大きくなるという可能性と、チャレンジもある組織だと感じました。チャレンジ精神が好きなんです!

――入社後はどこに所属されましたか?

猪子:
初めは鈴木さんのいるXFLAG PICTURESに配属されました。現在は、去年5月に新設されたIP開発室へ移り、室長を任せられています。具体的な業務は、新しいIP(※)を生み出すことに加えて、今ある社内のIPの魅力を引き出しつつ、ゲーム事業と周辺領域のシナジーを生み、我々の商圏でビジネスを拡大する準備ですね。

※IP:Interllectual Propery=知的財産権の略称の事で、IP(もしくはIPコンテンツ)とは、知的財産(=主に著作権)を使ったコンテンツのこと

XFLAG PICTURESと『モンストアニメ』

――鈴木さんがXFLAGに参加した後のことについて教えてください。

鈴木:
ミクシィに戻り、まずはモンストのライセンス事業の立ち上げに携わりました。具体的には、モンストのIPを自分達で2次利用したりライセンスアウトすることで、例えばコンビニやショッピングセンター、書店など生活の場でモンストに触れる機会を増やして行けないかなということを考えました。実際モンストをニンテンドー3DSソフトに展開することが最初の仕事でした。その後「メディアミックスも仕掛けたいね」となり...。ここでいうメディアミックスは、いわゆる広告媒体を掛け合わせたプロモーションの施策ではないわけで...まずそこで「我々に最適なメディアミックスとは何か?」という疑問にぶち当たりました。まずは事例を知らないと始まらないので少年ジャンプさんやコロコロコミックさんの編集部に「今から行ってもいいですか?」と連絡をして、あるべきメディアミックスの姿を模索すべく、とにかくお話を伺ったりしていましたね。

――いきなりですか?

鈴木:
僕は、そういうキャラなので(笑)。

――そこで得たヒントから、アニメ化の必要性にたどり着いた、と。

鈴木:
とても勉強になりました。ただ、その後モンスト最大のメディアミックスはアニメだろうと思い始めました。インターネットで無料配信するべきだろうと。最初はテレビ放送も同時にできないかなと検討しましたが、最終的にモンストユーザーの立場で考えた時にインターネットでスマホで視聴する体験を最大化していくのが良いだろうという結論を出しました。

――それはどういうことですか?

鈴木:
まず、サービスを開発するにあたって「顧客を定める」ところから思考していきますが、モンストは男子学生を中心に幅広い年齢層のユーザーさんに楽しんでもらっているという背景がありました。中学から大学までの男子学生が最も視聴し易く、友達から「これ、面白いよ」と勧められた時にすぐに視聴できる手段は?となるとやはりYouTubeだろうと。且つ、我々がゲームを提供する場もスマートフォンですから、全てのモンスト利用者にとってスマホで一気通貫させるメリットが大きいだろうと考えました。

――猪子さんは、XFLAG スタジオのメディアミックスについてどう感じていますか?

猪子:
前提として、メディアミックスというのはタッチポイントを増やし、視聴者さんに感情移入してもらった後でその感情をたくさんのところへ相互通行させるのがポイントだと思っています。そのため、ゲームとアニメの両方が連動していることが大切です。アニメだけを知っている人のみで作ってもダメ。かと言って、ゲームだけを知っている人がアニメの企画をしてもやはりうまくいきません。

XFLAG スタジオはコミュニケーションを大切にしている組織です。メディアミックスを作る側の人間が、コミュニケーションによってミックスされている。これがうまく機能しているからこそ、ユーザーさんに楽しんでもらえているのだと思います。

加えて、コンテンツをどう届けるのが良いのか?届けた後に、ユーザーのみなさんにどんな気持ちになってもらうのか?というところまで思いを巡らせてチャレンジできているのもポイントだと思っています。これはXFLAG スタジオのみならず、ミクシィがこれまでに培ってきたノウハウ・経験が活きているからこそではないでしょうか。

――これまでで印象的なエピソードはありますか。

鈴木:
苦い思い出ならいっぱいありますよ(笑)。例えば、10月10日(『モンストアニメ』リリース日)の1週間前に映像の出来を確認する場を持ったのですが、まだ全く色もついていないような未完成の状態だったとか。あの時は木村(こうき)さんと一緒に頭が真っ白になりましたね。

その他にも、納品直前などは夜中3時まで対策の話し合いをして、明け方から編集スタジオで立会いがあるので帰宅して睡眠が取れないとか。仕方がないので、ファミレスで仮眠を取りました。そんな体験、高校生以来でした(笑)。

僕もメンバーも二度とこのような経験はしたくないですし、何よりもこのような状態ではユーザーさんが熱狂できるアニメを制作することは難しくなります。今にして思えば、こういったことをきっかけに作品が仕上がらない原因を考えるようになりましたし、アニメ制作のワークフローを見直すなど本腰を入れて現場の問題に向き合うきっかけになったと思います。

猪子:
そんなことがあったんですか?!最近は以前よりもバタバタすることは減りましたよね。それぞれの経験値が上がっている印象ですよね。

鈴木:
そうですね。個々の成長もありますし、体制面も整ってきたように思います。

――そうした鈴木さんの奮闘を、猪子さんはどのように見ていましたか?

猪子:
とにかく「ガーッ」っと勢いよく突き進んでいく姿勢が印象的でした。とにかく止まらない。山あり谷ありでも、関係なく走って行くような感じです。違っていたら方向転換し、一時停止もしない。そこに"凄み"を感じました。

――なぜ鈴木さんは止まらなかったのだと思いますか?

猪子:
信念でしょうね。その信念が周りにも伝わっていたから、誰も止めなかったんだと思います。加えて、それを助けた経営陣の懐の深さもあると思います。決定・指示に加えて、アドバイスしたくなる事もあったと思いますが、しかし、鈴木さんはアドバイスを聞く間もなく突き進んでいく。それを見て「仕方ないな、だって止まらないもの」と、裁量を与え続けた経営陣の決断は大きいですよね。結果的に、良い化学反応が起こって今の『モンストアニメ』や『いたずら魔女と眠らない街』が生まれたのだと思います。

鈴木:
そうですね。ミクシィだからできたと思っています。僕の仕事の進め方はいつも強引で雑。だけど、「あいつは言っても仕方ないから」が真実かもしれないけど、止めずにチャレンジさせてくれた会社には感謝しています。

チャレンジする覚悟を問われる環境

――XFLAG PICTURESで働くことの意義ややりがいについて教えてください。

猪子:
挑戦する覚悟のある人だとすごく楽しい職場です。ものづくりの現場は、チームワークが重視されますし、いろいろな指示系統があるのが普通です。もちろん、我々にもそれがないとは言いません。しかし、我々がまず優先するのは、世の中に新たな価値を提供したり、驚きをもたらすことです。そのためにチャレンジできる環境はステージとして存在しています。但し、そのチャンスを獲得できるかは本人次第です。信用を積み上げれば、それが信頼に変わり、チャンスが回ってくる。

覚悟さえあれば私たちはしっかりバックアップをしますし、現在の仲間やこれから新たに入社される方にも、このようなマインドセットは一つの指標になるのかなと思います。

鈴木:
そうですね。我々が大切にしている"ユーザーサプライズファースト"といった考え方が根底にあって、常に顧客と向き合い提供できる驚きを考える。ここに根ざしてアイデアを具現化していく意志を持った人を応援していきたいです。

それと、XFLAG PICTURESが創るアニメは、製作委員会方式ではなくXFLAG スタジオが100%出資しています。責任の所在はすべて自分たち。だからこそ、現場の一人ひとりが当事者意識を持っています。結果、一人ひとりの関わる範囲が広いというのも、やりがいにつながるのではないでしょうか。加えて、配信するプラットフォームがYouTubeのため、リアルタイムに再生数やコメントが確認できますし、ダイレクトにユーザーの反響が体感できることも面白いのではないかと思います。

猪子:
リアルタイムで数値を確認できますが、いわゆるIT企業が陥りがちなKPIばかりを重視するようなことはありません。XFLAG PICTURESのメンバーは、世の中にまだない驚きと体験を生み続けたいという熱い想いを持っていますし、泥臭いし、みんな覚悟を持って仕事に臨んでいます。ぜひ一度、のぞきに来てください。

これからのXFLAG PICTURES

――では最後に、XFLAG PICTURESの今後の展望について教えてください。

鈴木:
30年間愛せるキャラクターを生み出すこと。基本的にはこれ一本ですね。

――どうして30年なんですか?

鈴木:
世代を超えるのが30年だからです。キャラクターのファンだった子供が親となり、また子供達に伝承していく、この状態を目指したいです。世の中には既にそのようなキャラクターが多数存在しているわけですし、私たちもそこにチャレンジしていきたいなと思っています。国民的なキャラクターを生み出すことが、我々のビジネスを拡げることにつながると考えています。

簡単に言うと「子どもの頃夢中にさせてくれたマンガ雑誌や、夢を与えてくれた世界を、今度は僕らが創りたい!」ということです。

猪子:
そうですね。我々のサービス・コンテンツに触れる人を笑顔にし、それを日本国内のみならず世界へと広げていきたい。そして、それに携わる我々スタッフも、みんな笑顔で取り組めるのが理想です。

それとエンターテインメントは第三次産業なので、いくつあってもいいものですし、なくても世の中が困らないものに分類されます。だからこそ、我々のエンターテインメントに触れる人に「必要だな」と思っていただけるものを創り続けなくてはいけないとも思います。

***

穏やかな表情の奥に熱い想いを秘めた鈴木さんと、表情豊かにXFLAG スタジオの魅力や目標を語ってくれた猪子さん。今後も『モンストアニメ』を生み出した熱量で、XFLAG スタジオならではの新たなエンターテインメントを、世の中に届ける事が期待されます。

XFLAG PICTURESの求人情報はこちらから。
https://career.xflag.com/career/#designer

社員インタビューに戻る