社員インタビュー

兼森 士郎

2018.04.06 プランナー

「案件よりも人間関係。」XFLAG PICTURES 兼森のチーム戦術(一枚岩)。

こんにちは、XFLAG スタジオのキャリア採用担当です。
XFLAG スタジオの各職種の働き方をお伝えする「中の人インタビュー」。XFLAG PICTURES篇の第二弾となる今回は、制作第1グループ マネージャー兼森に、自身の経歴や現在の業務内容、そして部署の展望や課題などを伺いました。

プロフィール写真.jpg兼森 士郎(かねもり しろう)
高校卒業後、会社員を経験後にものづくりに携わりたいという想いが強くなりCGを勉強しゲーム業界に。その後、いくつかの業種を経験した後アニメ業界に入る。2016年8月ミクシィに入社。趣味はサッカー観戦(FC東京)と音楽鑑賞(PUNK)。

マネージャー兼森のこれまで

――このインタビューでは毎回、皆さんの経歴について聞いているんですが......兼森さんの場合、それだけで一本のインタビューが終わってしまいそうだと事前に聞いています。

兼森:
そうですね、結構めちゃくちゃに生きてきましたから(笑)。

――ざっくりと聞かせてもらえますか?

兼森:
高校を卒業して就職した後に、「手に職を付けたい」と考えたんですよね。将来、住所不定無職にはなりたくない!という一心で(笑)。それでCG制作を学ぶために専門学校に半年間通い、そこからゲーム会社に。

――なるほど。ではそのゲーム会社を経てアニメ業界入りしたんですね?

兼森:
いや、その後は別業種の仕事を転々としていました(笑)。一時は韓国へちょくちょく足を運んだりもしていましたよ。

――どのようなお仕事を?

兼森:
友人と一緒にレジャー関連業界で開発業務をしたり、そこで学んだ技術を活かして写真をプリントする筐体を作ったり...。そんなこんなしているうちに、昔からお世話になっていた丸山正雄様というアニメ制作会社の社長さんから声をかけていただいて業界入りします。そこの会社では主に制作から入りデスク補佐的な業務をしていました。その後、別の会社でアニメの撮影業務なども経験して今に至ります。

――XFLAG スタジオへ転職を決めたきっかけは?

兼森:
当時の同僚の紹介で、XFLAG PICTURESの鈴木さんをたまたま紹介されたのがきっかけですね。

――どんな印象を持ちましたか?

兼森:
なんて変な人なんだろう、と(笑)。

――なるほど(笑)。どういった点が"変"だと思ったんですか?

兼森:
アニメ制作にかかわらず、"ものづくり"って工程がある程度確立されているんです。それをあえて変えようという人は、今はほとんどいません。だけど、鈴木さんは「アニメづくりを根底から変えたい」と語っていて、実際に実行していました。熱意と夢を持ってそこに挑む姿勢に感銘を受け、「あ、この人と仕事したいな」と素直に思いましたね。

――人柄に惹かれた、ということですね。

兼森:
そうですね。加えて「他社がやっていることはやらない」というXFLAG の考え方にも惹かれました。
多くの企業は、成功するかしないか分からない冒険を嫌います。誰かが引いたレールの上を進むほうが圧倒的に安全ですし、楽ですからね。ですが、XFLAG は自分で道路を作っているんです。これはつまり、ゼロベースで物事を考えさせてくれるということ。「あのアニメっぽいのを作ってよ」と言われるより、「世の中にないものを創ってよ」と言われるほうが圧倒的に楽しいじゃないですか?もちろんそこには衝突を含めたハードルも多々ありますが、完成したときの満足感も高いです。

XFLAG PICTURESのアニメづくり

――入社直後はどのような業務に就きましたか?

兼森:
当時は『モンストアニメ2016』が進行中で、その状況整理ですね。現場で何が起こっているのかを調べ、どのようにすれば効率化ができるのか?誰なら問題を解決できるのか?といった点を知ることからはじめました。経験上、それらをクリアすればスムーズに水は流れていきますので。

特に入社当時は、"ユーザーサプライズファースト"というXFLAG スタジオの想いがまだまだ作品に反映しきれていないと感じることも多く、それをうまく落とし込める方法などを考えていました。アニメ畑から来た人間として制作体制等の見過ごせない問題もたくさんありましたしね。

――XFLAG PICTURESのアニメ制作についてはどのように感じましたか?

兼森:
アニメ業界の中には、一部、監督の頭の中にある世界を描くのが通例となっているような制作会社もありますが、XFLAG PICTURESはユーザーさんの喜ぶ顔や驚く顔のために作品を生み出している点が大きく異なりますね。僕らがしなくてはならないのは、『モンスターストライク』(以下、モンスト)のキャラクターに対してユーザーさんが愛情を持てるようになること。そして、ゴール設定はあくまでユーザーさんが喜ぶ事です。これは、僕が知る限りアニメ業界にはない考え方だと思います。その分ハードルは高く、まだまだ満足できてはいませんが......。

――これまで印象に残っている作品はありますか?

兼森:
ゼロベースで着手したものだと、「モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ」の宣伝用PVなどですね。こちらは案出しから参加しています。製作期間は短かったのですが、質感、動き等を含め今までXFLAGとして作って来なかった映像だと思っています。ここからの流れでストアXFALG STORE SHIBUYAで流している店舗映像に繋がったので、非常にやりがいのある仕事でした。

▲映画公開記念ムービー Part1「オラゴンの映画デビュー」編

▲映画公開記念ムービー Part2「怒りのオラゴン」編

良いコンテンツを産む土壌づくり

――現在の業務についても教えてください。

兼森:
各案件の立ち上げや問題解決など多岐に渡りますが......今は"なんでも屋さん"になりたいなと思っています。

現在抱えるミッションとして、XFLAG PICTURESのプレゼンス向上というものがあります。PICTURESが創っているのはモンストを軸とした映像なので、PICTURESだけでは創ることができません。全ての部署の人が協力して出来上がる物だと思っています。

そのためには、まずはXFLAG スタジオ全社員が一枚岩にならなくてはと考えています・・・大変難しい事だとは思うのですが(笑)。

たとえば、困っている人がいたらフォローするのは当然ですよね。それを部署内だけでなく、スタジオ全体で実現したいと考えています。最終的な目標はどの部署であれ同じ。良いコンテンツを創ってユーザーさんに楽しんでもらい、会社の利益を中長期的に上げていくことですから。それぞれに助け合うこと、そしてそれを楽しみながら行っていくことが必要だと思っています。

だから最近は意図的に他部署へ顔を出し「俺たちは一枚岩だ!」と発言し続けています。あとは、チームメンバーを他部署へ積極的に紹介することも多いです。とにかくもっとスムーズに連携し合いながら、もっと横のつながりをスムーズかつ強固なものにしていきたいですね。

――なるほど。スタジオ全体の"なんでも屋さん"になりたい、ということですね。

兼森:
ええ。そして自分自身は、XFLAG全体の働きやすさなども担える潤滑油になれればとも思い、チームメンバーとの1on1も積極的に行っています。

僕の根底には「人と仕事をする」という考え方があります。とにかく、一緒に働く人たちのことが大事なんですよね。だからこそ、同じチームの人が楽しくなさそうだと嫌で......。プライベートで何があろうと、仕事をしている時は楽しんでほしいと考えています。その結果、周りから「XFLAG PICTURESってなんだか楽しそうでいいね!」と言われたいですね。

今は建物で言うところの基礎作りの段階だと思っています。この部分を堅牢にすることがまずはより良い作品を生み出すことに繋がっていくと考えています。

――協力会社さんとの連携はいかがでしょうか?

兼森:
これについても、一般的なアニメ制作とは違いがあると思っています。XFLAG PICTURESはアニメ制作においてもXFLAG スタジオのフルコントロール体制を踏襲する組織です。つまり、外部のパートナー企業に一任するのではなく、制作ラインも内製化し、制作会社さんと密にコミュニケーションを取りながら制作を進めていくスタイルを取っています。

なかなかこうしたやり方の事業主というのはいないらしく、制作会社さんも弊社とのやり取りに最初は戸惑うんですよね。ただ、ある程度コミュニケーションを続けて行くと、「自分たちもこの作品を創っているチームの一員だ」という意識を持っていただけるんです。一人より二人、二人より三人......たくさんの意見が盛り込まれれば、その分まとめるのは大変になります。しかし、だからこそクオリティも高くなりますし、何より楽しいですよね。

そして、社内外の壁を取っ払ってお互いに信頼し合える関係が築ければ、これほど頼もしいことはありません。まだまだ未熟な弊社ですが、いつも協力会社さんには助けてもらっています。

案件より気になるのは人間関係

――部署内の雰囲気についても教えてください。

兼森:
うーん......不安ですね。

――え!?

兼森:
たまに、「おいおい、ここは会社だぜ?」くらいに盛り上がっていることがあるので(笑)

ただ、もっともっと何でも言い合える雰囲気はつくっていきたいとは思います。やはり仕事は信頼関係の構築がすべてですから。

僕は勝手に、メンバーとは腹を割って話ができていると思い込んでいます。ちなみに、"思っている"のではなく、"思い込んでいる"のがポイントなんです。と言うのも、「こいつのことは自分が何でも知っている」と思っていないと、何かあったときに僕がケツを拭く気になれないじゃないですか? おこがましいですが、上司として、人生の先輩として、トラブルが起こったときには頼りにしてほしいし、助けてあげたい。だからこその信頼関係だと思います。

ただ、やはりまだまだ言えていないことは各自少なからずあるはずです。とにかくメンバーには会社以外のことでも何でも構いません、どんなことでも話してほしいと思っています。

――先ほど話していたとおり、兼森さんはとにかく「人と仕事をする」に徹しているんですね。

兼森:
こんなことを言うと怒られるかもですが(笑)、僕は正直、現状抱えている案件もとても大事ではありますが・・・その仕事に関わる人間関係のほうが気になるタイプでして。と言うのも、仕事における結果は必ず出るものです。結果がダメなら反省をして次に同じ失敗をしなければ良い。しかし、人間関係についての反省はなかなかやろうとする人がいません。ものづくりは人ありきですし、会社の資産は人です。それを疎かにしては、良いものは創れないと思うんです。

――いつ頃からそうした考えを持っているんですか?

兼森:
そうですね......かなり昔になるんですが、19歳の時に就職した会社で「会社のイメージとはどんなものか描きなさい」というお題がありまして。そこで僕は、人と人とが手をつなぎ、それがビルになっている絵を描いたんです。一生懸命最上階へ向かい壁を登る人がいる一方で、その足を引っ張る人がいたり、はたまた転げ落ちている人がいたり......当時の上司にはふざけるなと怒られました(笑)。ただその頃から、「会社は人の集合体である」という考えが根底にあったのかもしれませんね。

XFLAG PICTURESで活躍できる人物とは?

――次に、活躍できる人物像について教えてください。

兼森:
会社に入って自分が何をしたいのかがはっきりしている方ですね。XFLAG PICTURESは、良いアイデアさえあれば立場関係なく受け入れる体制が整っています。特に若い人には、どんどん意見を出してほしいですね。ユーザーさんの肌感が分かるからこその意見が欲しいです。

一方で、発言には当然責任が伴います。意見を言うからには、自分自身が手掛ける覚悟も必要です。そうでなくてはアイデアを自分事化できませんし、仕事の楽しさも分かりませんから。ただ、それさえできれば自由で楽しい職場ですよ。逆に、入社することがゴールになってしまうような方には辛い環境だとも言えますね。

ちなみに誤解しないでもらいたいのは、意見を言うことに対して"人前で話すのが得意"というのは絶対条件ではありません。意見を言う方法はいくらでもあります。僕だけにこっそり教えてくれれば代わりに提案したり、会議のときに話を振ったりといったこともできますからね。そのための1on1でもあります。

――あくまでも、自分のやりたいことを持っていることが大切なんですね。

兼森:
はい。あとは、「本当の意味でのコミュニケーション」を理解し、実践できる人でなくてはならないとも考えています。ただ愛想が良いだけではいけません。自分の中にブレない信念やゴールがあるなら、どんな立場の人とでもぶつかり合い、言いたいことを言える人であってほしいと思います。僕はこのことをよく「生物的な強さ」と表現しています。ストレートな物言いにも耐えられる「心の強さ」とも言えるかもしれません。

ただし、ただ想いをぶつければいいというわけでもありません。意見は伝わらなくては意味がありませんからね。そのためには、しっかりと相手の気持ちになって物事を考え、行動できる能力も必要です。このあたりの想像力というのは、どんな場面でも重要ですよね。相手がピンチのときはもちろん、自分がピンチのときにも、他人の気持ちを考えられるとトラブルは最小限に留められるはずですから。

加えて、自分が間違えたときにはそれを認める素直さや柔軟性も求められます。それらが備わっていてはじめて、本当の意味でのコミュニケーションは成り立つと思います。

――素養的な部分ではいかがでしょうか?

兼森:
たとえばアニメの制作の人間というのは、「目の前にある課題を次から次へと片付けていくタイプ」と、「俯瞰しながら現状を把握し先手を打つタイプ」のふたつに分かれると僕は思います。前者は前者でものすごい能力だとは思いますが、XFLAG PICTURESの場合は制作会社さんとの折衝が主な役割なので、後者のほうが適任ですね。

――最後に、XFLAG PICTURESの今後の展望をお願いします。

兼森:
『モンスト』はもちろんですが、XFLAG スタジオのファンになっていただけるユーザーさんが増えればすごくうれしいですね。「XFLAG スタジオって、こんなに面白いものをたくさん創っているんだね」と思っていただきたいです。そして、その会社で働いているという誇りをメンバーが持てれば、より良いコンテンツがまた生み出せるという好循環ができます。そのためには、やはり基礎を整えて何でも言い合える部署を作り、他部署からも頼られるXFLAG PICTURESにしなければと思います。それを踏まえ、ユーザーさんがPICTURESが創るアニメきっかけでXFLAGが提供するほかのコンテンツにまで興味を持ってもらえると嬉しいです。

***

「部署は違うけど、あのおじさんに話したらすっきりする! みたいな存在になりたいんですよ」。インタビュー中にそう語った兼森。そんなことをしたら、社内の人からの相談増えちゃいませんか?と言うと「全然いいっすよ」と心強い言葉。本当に"人"が好きなようです。兼森が創り上げる、信頼で結ばれたチーム−−そこで思い切りものづくりに取り組みたいという方は、ぜひXFLAG PICTURESへの応募をご検討ください。


XFLAG PICTURESの求人情報はこちらから。
https://career.xflag.com/special/pictures/

***

余談

――本日はありがとうございました!

兼森:
こちらこそありがとうございます。あ、そうだ! 最後にこれだけは言わせてください!

――???

兼森:
みなさん、FC東京の応援!よろしくお願いします!!!

――(だからユニフォーム着たかったんだ......)

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